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ゲーム紹介

バルダーズゲート

バルダーズゲート(以下BG)は、海外のBlackIsleが開発したRPGである。それをSEGAがローカライズして発売したものである。元となっているシステムはAD&DというテーブルトークRPGゲームである。その緻密なシステムを見事にPC上に再現したのがこのBGである。このAD&Dのフォーゴットンレルムに関してはソス教さんのサイトが詳しい。さらにそのサイトのリンクから数々のAD&Dの世界に旅立っていけることができるだろう。興味がある方は参考されたし。

このゲームはそのような背景があるため、日本のRPG(たとえば、ファイナルファンタジーシリーズ)のように一本道のストーリーをただ追っていけばクリアできるというような代物ではない。ちゃんとした謎解きを解いていかないと、クリアーはおぼつかないだろう。といってもめちゃくちゃ難しいほどではなく、ちゃんと画面に表示される情報を見てさえいれば、クリアーできるようにはなっている。

シナリオに関してだが、ゲームは全7章で構成されている。一つ一つの章が中ぐらいのシナリオの流れに当てはまるようになっている。クリアまでに40-60時間ぐらいかかるだろうか。ただしそれはあくまでメインのストーリーのみを追っていった場合である。というのはこのゲームには大小100以上のサブストーリーが存在し、それらが広いマップの中に点在しているからだ。それらサブストーリーをすべて網羅するようにプレイすれば、ゆうに100時間は超えてしまうだろう。

戦闘システムはリアルタイム戦闘となっている。上でテーブルトークのシステムを採用していると書いたが、そのAD&Dの戦闘が机上ではなくPC上で再現されていると考えてよい。元々サイコロを振って判定をおこなっているところを、このゲームではコンピューターの計算によって判定しているわけだ。さらにテーブルトークよりも進んでいるのが、リアルタイム戦闘だ。戦闘が始まれば、各々のキャラクター達は設定されたAIによって、各自目標を定め、その敵に対して攻撃を仕掛けていく。ただ完全に自動というわけではなく、プレイヤー自ら目標を設定したり、魔法を使ったり、その他指示を出すことができる。そのため、リアルタイム戦闘ではあるが、ポーズを掛けて時間を止めることができる。

戦闘はリアルタイムと書いたが、実はゲームの進行はすべてリアルタイムである。あらかじめ、ゲームの時間と実時間がスケーリングされていて、それに従ってゲームの時間は進行していく。もちろんポーズを掛けることもできる。

また、自由度の高さも本作品の特徴の一つだ。一応メインストーリーはあるものの、必ずしもずぅーっとそれをやっていなければならないというものでもない。ただクリアするためにはストーリーを追っていかなければならないのだが、その他のサブクエストを探したり、お宝を発見しにいったり、荒野を冒険したり、冒険の目的はいくらでもある。それをやるかどうかは、プレイヤーの自由である。

自由度の一つとしては、誰でも攻撃できるというものがある。その辺の人を殺して、持ち物を奪っても良いのである。ただし、それなりの代償は覚悟しなければならないが。

特徴はそれだけではない。グラフィックが明らかに美しい。確かに、人物の絵は海外のゲームしている感じがするが、マップ画面はかなりの美しさを誇る。しかも、この美しさで、マップのスクロールもスムーズなので、ぜんぜんストレスを感じない。長時間ゲーム画面を見ていても大丈夫である。

紅葉がきれいだー。

さらに、建物などは、ゲーム画面では2Dで表現されているわけだが、たぶんもとは3Dのツールで、レンダリングされているのだろう。それほど、建物等の立体感がすばらしい。だから、町などを見ていても、矛盾を感じず、違和感なくバルダーズゲートの世界にとけ込める。よく日本のゲームで、これのどこが町なのだろうかと感じてしまうものがあるが、このゲームに関してはそのようなことがない。逆に、スケールがかなり実世界に近いため、迷ってしまうことはある。しかし、オートマッピング機能があるため、本当に迷うことはない。

エリアマップ。オートマップなので迷わない。

また、システム面においても抜かりはない。海外のゲームとは思えないほど、親切なゲームである。インタフェースも考えられていて、基本的にはマウスによって、すべての操作が可能である。また、アイコンの配置も非常に分かりやすいものとなっている。さらに、マシンによって、グラフィックや音楽の設定を変えることも出来る。まあ、比較的最近のパソコンを使っていれば、設定は最高にしておいても十分快適である。

難を言えば、アイコンや、キャラクターグラフィックは任意で隠せるようにしてくれるともっと良かったと思う。というか、設定において、解像度を任意に選べるようにして貰いたかった。今のバージョンだと、解像度は640x480に固定である。これでは高性能のグラフィックカードや、大きいサイズのディスプレイを持っている人にとっては、宝の持ち腐れとなってしまう。そこは是非とも改善して貰いたい。

とまあ、いろいろ書いてきたが、はっきり言ってこのゲームは

間違いなくおすすめ!

だといえる。是非プレイしてみてほしい。「日本のゲームはいまいち歯ごたえが足りないよぉ」などと宣ってた人にはたまらないゲームである。

Tales of the Sword Coast

update 2000/2/18

来ました。TSC(Tales of the Sword Coast)です。待ちに待っておりました。早速、最速レビューいってみましょう。

これは、バルダーズゲートの拡張パックに当たります。すなわち、ゲームシステムは以前のままで(ただし、改良等はされます。パッチを当てた状態ですね)、シナリオや、アイテムなどが増えているものとなっています。日本ではあまりお目にかかりませんが、海外製のパソコンゲームなどはよくこの手の手法を使います。新しいシナリオなどが手軽に遊べるのでおすすめです。値段も安いです(実売 4000エンぐらいです)。

TSCをインストールしても、見た目はほとんど変化しません。オープニングも一緒です。

ゲームの開始の方法は三つあります。すなわち、(a) 新規に始める、(b) BGのゲームの途中のセーブから再開する、(c) BGを最後までクリアし、最後にセーブしたところから開始する、です。分かりにくいのは(c)です。BGでボスを倒したときに、その情報がセーブのほうに残されます。たとえば、Final Saveなどにです。これはボスを倒す前のセーブの状態で、倒したという記録のみは残っているみたいですが、TSCを始めるときはまだボスは生きているという設定になっています。(c)はボスの直前のセーブですが、TSCを始めるに当たっては、自動的にウルゴス・ビアード(TSCの最初の町)に移動します。

追加シナリオの時間設定は、まだバルダーズゲートの最後のボスは倒していないという状態から始まります。 よって、TSCのシナリオをクリアしたあとにもう一度ボスと戦うことが出来るようです。しかも、ボスは強さが替わっているというから楽しみです。

システムの変更点(改良点)

AIの強化
パーティの移動中のルート検索のAIが改良されたようです。今まではよく行方不明になりましたが、これが解消されているとのこと。また、AIのノード(移動場所への計算式)を変更できるようになりました。これにより、自分の好きなレベルに設定できます。大きくするとAIは良くなりますが、重くなるみたいです(Pentium2以上を持っていれば関係ないらしい)。
範囲魔法
以前はファイアーボールなどを打たれたときに、急いで範囲から逃げているはずなのに、魔法をくらってしまうことがありました。これは、魔法を打たれた時点で、すでにダメージの計算までが終わっているためで、アニメーションが意味ありませんでした。しかし、TSCでは、魔法がアニメーションで発生したあとで判定が行われるので、ちゃんと逃げた人はダメージをくらわなくなりました。
所持品のオートスタック
同じ種類のアイテムは自動的に一つにまとめてくれるようです。
アイテムの状態
鑑定されていないアイテムは青っぽくなります。一目で分かりますね。
投射速度
が2倍になったようです。よりリアル。でも、たぶん誘導は残っているでしょう。これは打たれた時点で、判定が終わっているためです。避けても無駄ですね。
クイックロード
まんまです。でも便利。
ステルス
シーフなどのステルスがずいぶん変更されてます。物陰の有無によって成功率がずいぶん違うようになりました。白昼堂々ハイドしようとしても、なかなか出来なくなりました。また、バックスタブは完全に後ろ側からでないとできなくなりました。ずいぶんリアルになったと思います。また、以前はステルスしているのに、会話をされてしまうという何とも納得できない特性がありましたが、TSCでは改良され、ちゃんとステルスをしていれば誰からも見えなくなっています。

TSCはBGの拡張パックという扱いなので、別にBGをクリアしていなくても問題ありません。むしろ、アイテムが増えていたり、経験値の上限が上がっている分、最初からやる人でも、TSCをインストールして置いた方が、よりボリュームがあって良いと思います。また、もうクリアしている人には当然遊んで貰いたいです。イヤ、むしろ買え!!!

ゲームはウルゴス・ビアードから始まります。ちなみに時間的には、まだBGの最後のボスは倒されていない状態です。ここは小さな村なのですが(ホントに小さい)、事件がいっぱいあるみたい。わくわく。村を歩いていると早速因縁をふっかけられる。むむー、BGだぁー(笑)。BGの世界ではたとえ村を歩いていたとしても、安心してはいけないのだ。危ないところだった。ちゅーかんじの展開です。絶対買えー!!!

2000/2/19 追加。しかし、痛すぎることが判明。なんと、TSCを導入すると、マルチプレイができなくなってしまう。これは痛い。マニュアル等にはしっかりとマルチプレイがサポートされているので、きっとパッチ等で改善されると思いますが、とりあえずはマルチできません。よって、マルチ命の人は買うのをとりあえず控えた方がいいかも。

2000/2/21 追加。マルチプレイの不具合を回避する方法が発見されました。こちらから。

2000/4/6 追加。SEGAの方から、マルチプレイの不具合を修正するパッチがでております。こちらで。


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